サイトアイコン 留職先での独り言@ルイジアナ

新型コロナに対する米国での感覚@2023年1月

広告

感染者増加?

弊学(弊社?)では今日から春学期が始まりました。教職員はクリスマス休暇から正式に大学に戻り、通常業務に就いたわけです。ニュースによると米国でもオミクロン変異種が流行している、と日本語で読みましたが、日常会話では話題にならないので実感が湧きません。少なくとも休み明けに新型コロナ感染で休む、という教職員は私の学科内にはいませんでした。

米でオミクロン株の1つ「XBB.1.5」急速に拡大 感染力強いか

2023年1月頭での実態

先日5日、テレ朝がWHOのデータを用いて日本が1週間でコロナ感染状況は最多、と報道していました。

WHO 世界のコロナ感染状況“最多”は中国ではなく日本 1日までの1週間で

そもそもどこの国ももうまともに感染者数を数えていないのに、こういう数字を持ち出す意味があるのか、と個人的に思います。

アメリカの状況をNPRの記事から推測します。

RSV recedes and flu peaks as a new COVID variant shoots ‘up like a rocket’

以前アメリカは今秋に入って呼吸器系疾患のトリプルパンチに見舞われていることを紹介しました。

上のNPRの記事によると多くの子供に影響を与えていたRSVは11月末から堅調に減少し、2年ぶりに流行していたインフルエンザも多くの場所で減少し始めたようです。確認のためCDCによる一次データ(全体像)を見てみます。

CDCより、ラボテストの結果(10/2/2022-12/31/2022)

データ的には11月末(202048=2022年第48週)がピークのように見えます。サンクスギビングの後あたりです。クリスマスがあり、また人が集まる機会があったので1月はまた上がる可能性はありますが、傾向としては減っているというのが妥当でしょう。現在、検査での陽性率は15%となっていました。

RSV、インフルエンザが落ち着いてきたので問題は新型コロナと書いてありました。

The virus posing the biggest threat right now is — you guessed it — the one that causes COVID-19.(今、最も脅威となっているのはご存知の通りCOVID-19を引き起こすウイルスである。)

NPR

以前このブログで排水から検出されるウイルス量で感染状況を推測していることを紹介しました。

実際CDCはこの方法で検査をしており、コロナウイルスが排水から検出される割合がここ数週間で3倍から4倍になっているとのこと。事実COVID-19による入院患者は70%増え、毎日300人から400人がなくなっている状況だそうです。感染者の絶対数は分かりませんが、増えているのでしょう。

新しいオミクロン変異種XBB.1.5の割合を確認しました。

CDCより、1/7/2023現在のデータ

BQ1.1が34.4%、XBB.1.5が27.6%となっています。これだけみるとXBB.1.5の割合が急激に増えているものの、BQ1.1も勢力を保っているように見えます。

まとめ

NPRの記事に書いてありますが、対策は変わらず。適切と思うならワクチンを接種し(強制していません、悪しからず)、人混みや換気の悪い場所でのパーティー、レストラン、バーなどを避け、集まる必要があるならば事前に検査をし、危険な状況ではマスクを着用することだそうです。そしてもし病気になったら、早く治療を受けられるように医師に相談して、と言っています。

個人的にはアメリカ人、トイレで用を足したら手を洗って欲しいです。衛生的にただ汚い。

モバイルバージョンを終了