ボストンに愛されたスコットランドのTartan Armyたち

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No Scotland No Party

前回サッカーのW杯が始まり、ここボストンもホストシティーとしてFIFAファンフェスタなどが開かれていることを書きました。

FIFAワールドカップのファンファスタに立ち寄ってみた
ボストンのシティーホールプラザにて6月に入りFIFAワールドカップが始まりました。今の会社の同僚には欧州出身が何人かいるので、サッカーの話題で盛り上がっています。幸いボストン(正確にはFoxboroughという市にあるジレット・スタジアムが…

ボストンをベースキャンプ地としている国はフランスとガーナがありますが、ここで2週連続試合がある国はスコットランドでした。そのためスコットランドから多くのサポーターがここを訪れ、陽気な振る舞いと豪快な飲み方で街の話題をさらっていきました。

こちらのローカルな記事を日本語にする担当者がいるんですか?というぐらい日本語でも記事になっていて、1周2周ぐらい文字に起こすのが遅れた感がありますが、自分が当地で見聞したものを紹介します。

ビールがなくなる

日本でラグビーのW杯が開催された時も話題になりましたが、スコットランドから来たサポーターたちは出入りしたバーやパブのビールを飲み干したようです。

Scotland fans drink Boston bars dry as Tartan army descends for World Cup

私もファンフェスタが行われているシティーホール近く(Union St.沿いの飲み屋、下図参照)で彼らを見かけました。

外は明るいもののすでに7時過ぎ。この日彼らの試合はなかったものの、おそらく他の試合を見ながら盛り上がっていたはずです。

バグパイプの演奏もあり、踊っている様子も見られます。

お店の女の子も彼らとの応対を楽しんだようです。ただお水も飲んでね、と言っていますね。

W杯期間中は州の法律が緩和され、飲み屋は午前3時まで(通常は2時まで)お酒の提供が出来るようになりました。この緩和がお店、お客さんの両方に役立っていることは間違いなさそうです。

スクールバスで試合会場へ

ボストンでW杯の試合、と言っても会場はダウンタウンから南に1時間弱(距離にして約35km)離れたFoxboroughのボストン・スタジアム(大会期間中のみの名称、普段はNFLペイトリオッツの本拠地Gillette Stadium)です。 因みにボストンという名前がついていますが、ロードアイランド州の大きな都市プロビデンスの方が近いです。

電車で行く場合、普段ならProvidence/Stoughton Line(コミューターレイル)で往復22ドルですが、試合を観に行くための電車だと直通ながらも往復80ドルします。そこでスコットランドのサポーター首脳陣は知恵を働かせました。ロードアイランドとその周辺の学校からスクールバスを21台借り、サポーターたちに38ドルで提供したのです。車中でのお酒やお水つきで。

‘We’re having a party!’: Inside a school bus with Scottish soccer fans headed to the World Cup

しかしただの節約とかケチではないんです。病院や学校など地元のコミュニティーに多大なる寄付をしたんですよね。例えば

  • Hasbro Children’s Hospital:$10,000
  • Rhode Island youth soccer program: $10,000
  • Horizons for Homeless Children: $1,200

極論、寄付などをしなければスタジアム往復の料金はさらに下げることが出来たかも知れません。しかし彼らの行いでロードアイランド州やマサチューセッツ州とスコットランドの絆が深まることになります。

ボストンとグラスゴーが姉妹都市へ

2週間にわたり飲食や宿泊でお金を落とすだけでなく、様々な人的交流があり、ボストンの人々はスコットランド・サポーターが試合が終わって街を去ることを寂しく感じたようです。それを感じ取ったボストン市長は、スコットランド、特に多くのサポーターの地元であるグラスゴー市と姉妹都市になることを提案したようです。

Mayor Michelle Wu Signs Formal Declaration of Intent to Establish Partnership with Glasgow, Scotland

地元紙のボストングローブによれば、もう少しでグラスゴーがボストンとの正式な姉妹都市になるとこと。実は私もファンフェスティバルでタータン・アーミーの方々と少し話をする機会(絡まれた、ともいう)があり、楽しい時間を過ごしました。彼らとの会話を通じて、私ですらグラスゴーに行ってみたい、と思ったぐらいなので、市の対応には納得です。

タータンアーミーの人と話した内容は、やはりサッカー。日本人だと伝えると、日本代表のサッカーもいいぞ、前田大然知ってるか?彼はいいぞ、と言った内容でした。恐らく地元ではセルティックスのファンだと思われます。

タータン・アーミーの足跡

良く言えばお茶目、悪く言えばたちが悪いのですが、タータンアーミーが出現するところにはオレンジ色の三角コーンが置かれるようです。2試合が終わって彼らがボストン去ってから、まだそれらの形跡がないかどうか歩いて探してみました。

結論、彼らがいなくなったすぐ後(先週末)では、まだありました(笑)。

パブリック・ガーデン

1つ目、パブリックガーデン入り口のWilliam Ellery Channing像。

2つ目、同じ公園内でジョージワシントン像。

3つ目、子供の噴水。水の中入ったんだろうか?

4つ目、アヒルの銅像。スコットランドの国旗がかかってる。

5つ目、別な噴水内の子供の像。

ボストン・コモン

6つ目、グリーンライン駅近の銅像。みんなコーンを被されてる。

7つ目、噴水の銅像。水の中に入って後、上に登ったんだろうか?

Faneuilホール前

8つ目、サミュエル・アダムス像。ここではタータン・アーミーでまだ移動していない人が、TV局の取材を受けていた。

Union St.沿い

9つ目、ジェームス・マイケル・カーリー像。元ボストン市長。後ろにある建物はスコットランド・サポーターが滞在中陣取っていた飲み屋さん。

North End

10つ目、トニー・デマルコ像。元世界ウェルター級チャンピオン。Haymarket駅からイタリア街に向かうと、入口にある。

11つ目、ポール・リベラ像。レキシントン・コンコードの戦いでイギリス軍が夜中にレキシントンに向かっていることをサミュエル・アダムズやジョン・ハンコック伝達したことで有名。

探せば他にももっとあったはずですが、私が1日で探せたのは以上の場所でした。しかしタータン・アーミーは色々な場所に出没していますね。

まとめ

スコットランド・サポーターであるタータン・アーミーは、確かな足跡を残してボストンを去っていきました。ここに住む多くのアメリカ人が彼らを歓迎し、感謝していることを、SNSや新聞、ニュースから読みとることが出来ます。確かに彼らがいなくなったボストンは、たとえフランスやイングランドのサポーターが来ていても、寂しい感じがします。

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